コミュニティ勉強会に参加しよう
第1回・東京編 (アイネタ ジャパン & マイクロソフト共催) レポート
2007/11/01 こみゅぷらす 小島 富治雄
■ はじめに
私が朝、福井からの飛行機で羽田空港に降り立つと、東京は雨だった。
九月末とはいえ、妙に冷たい雨。肌寒さを覚えながらふと心配になった。
(第一回のコミュニティ勉強会だというのにこの雨。お客さんは、大丈夫だろうか。無料だし、ちゃんと聴きに来ていただけるのだろうか。誰も来なかったらどうしよう)
会場である新宿の小田急サザンタワーに着いてもその不安は消えなかった。

しかし、これは杞憂だったのだ。始まってみると、雨の中、約70名の方が参加されたのだ。とても嬉しく思ったのを覚えている。

良かった!
■ セッション
アイネタの理事の方の挨拶の後、いよいよセッションが始まった。以下の三つだ:
- Session 1: 「WPF と Silverlight を使ったエクスペリエンスの構築」
インフラジスティックス・ジャパン株式会社 テクニカルエバンジェリスト 松原 晋啓氏
- Session 2: 「開発者が行う品質の作りこみ」
マイクロソフト株式会社 デベロッパーエバンジェリスト 長沢 智治氏
- Session 3: 「プログラミング上達講座 (オブジェクト指向基礎等)」
こみゅぷらす 小島 富治雄
○ Session 1
最初のセッションは、インフラジスティックス・ジャパンの松原氏の Silverlight のセッションだ。

マイクロソフトの新しい技術である Silverlight の魅力がふんだんに紹介され、技術者としてわくわくする楽しいものだった。
WPF や Silverlight が語られるときのキーワードに「新たなユーザー体験」というものがある。松原氏のセッションは、華やかなデモとともに、まさに新たな体験をさせてくれるものだった。
松原氏のブログに当日のデモの一部が紹介されている。聴きそびれた方は、ご覧になってはいかがだろう。Silverlight の楽しさが理解できるに違いない。
○ Session 2
二つ目のマイクロソフトの長沢氏のセッションも興味深かった。

Visual Studio 2008 Team System を使用した、開発者のための「イケてるコード」の書き方講座だ。
イケてるコードとは? という話から始まり、「イケてる度チェック」を VS 2008 Team System でどのように行うか、さらに、どのようにイケてるコードを実現するか、という話だ。
コード分析、コードメトリックス、プロファイリング、単体テスト、コードカバレッジ、ソースコード管理にバグトラッキング。この中で個人的には、VS 2005 にはない新機能であるコードメトリックスに特に興味を持った。
実は、私は長沢氏の Team System のセッションを、"Microsoft On" でも聴いたことがある。興味のある方はそちらも考えてみてはいかがだろう。
○ Session 3
最後は、私の担当セッションだ。

長沢氏のセッションを受ける形で、「きれいなコード」を書くコツについて、基礎的な話をした。「様々な魅力的な新技術が次々にやってくる今こそ、開発者としての基礎力を身に付ける必要があるのでは」という私の本音を、僭越ながら語らせていただいた。
熱心に聴いてくださる人が多かった。ありがたい限りだ。
■ 懇親会
セッション後には同じ会場での懇親会も行われた。

多くの参加者の方がそのまま参加され、和気藹々と交流が行われた。
私は、この勉強会後の懇親会が大好きだ。飲むのが好き、ということもあるにはある。だが、それだけではない。話を受け身で聴くだけではなく、自分から様々な人と話をし、互いに良い影響を受け合う。それこそが、とても重要なことだと考えているのだ。これこそが、まさにコミュニティ勉強会の醍醐味なのだ。こうした懇親会に参加するたび、そう思う。
■ おわりに
全体として、コミュニティ イベントとしてとても良いイベントだったように思う。
- 他の無料セミナーと比較して:
- そぼふる雨の中「コミュニティ勉強会に参加しよう」という方たちだけあって、自主的に勉強しにいらしている人が多く、熱心に耳を傾けてらしたのが印象的だった。
- 他のコミュニティ系の勉強会と比較して:
- コミュニティ系の集まりでは、常連の方たちがいて、見慣れた顔が多いものだが、このイベントでは初めてお見掛けする方の占める割合が多かったように思う。コミュニティの輪が広がったようで、嬉しい限りだ。
さて、第2回以降は、どこで開催されるのだろうか。
今回東京編と銘打ったからには、きっと全国の地方都市などで開催されていくのだろう。だとすると面白い。また、新たな出会いが待っているに違いない。
私の地元の福井なんてどうだろうか。絶対数ではともかく、「IT技術者1000人当たりの勉強熱心で話好きの人の割合」とかなら負けないのだが。
ともあれ、この勉強会が成功裡に終わって本当に良かった。次回もぜひ参加したいものだ。
■ 参考
当日の資料:
関連ブログ: